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難聴とハープ
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    買いました。9月から習い始めたハープにはまり、家でも練習したくて、予定より大幅に早く買ってしまいました。Salvi HarpのLivia。名前も素敵です。

     私が習っているのは後ろに移っているペダルハープなのですが、お値段的にも大きさ的にもとても購入は無理。家で指使いの練習用にサウルハープ(膝に乗せて弾く小型のもの)の購入を検討していたのですが、先生に聞いたところ「ペダルハープの練習用としてならば、サウルハープは弾き心地も音も違い過ぎるのであまり役に立たない」との事。という事で、まだまだ分不相応ですがレバーハープの購入を検討する事になりました。

    まずは、なぜ短期間でここまでハープにはまってしまったのか、その理由を書きたいと思います。

    きっかけは、突発性難聴の再発でした。
    まず、ハープを習う事になったいきさつを。

    クラシック音楽が好きで、度々コンサートに行くこと、たまに寝る前などに全神経を集中させて音楽の世界に浸りまくることを人生の楽しみの一つとして大事にしていましたが、楽器を弾くことにも憧れを抱いていました。

    ピアノだけは幼稚園から習っていたものの、へたくそで練習をしないあまり中学で辞め、今となってはとても「ピアノ弾けます」なんて口が裂けても言えない実力の私ですが、周囲の知人にはヴァイオリンやフルートでアマチュアオーケストラに所属している方々がいまして、彼女たちの演奏するお姿と、練習中の楽しそうな諸々のお話を伺っているうちに、「演奏できるって素晴らしい事だな」と感じるようになりました。

    ある日、舞台上のオーケストラを見ながら「習うとしたらどの楽器を習いたいか」と一人で考えてみたところ、ハープが目についたのです。音色の美しさは、私は楽器の中で一番なのではないかとさえ思えるエレガントなハープ。弾けたらいいなあ、優雅だなあ、けど、普通に習えないだろうなあ。

    なんて何となく「ハープやってみたい」という気持ちは前々から興味として持っておりました。

    そんな興味を抱き始めてからはや数年。

    気候も徐々に秋めいてきたある日、友人がFBで銀座で催される「ビスクドール展」についての記事をアップしているのを目にしました。少し興味があったのでサイトを見てみると、主催者がハープとフルートの教室を運営していることがわかりました。サイトには「ハープ教室、体験レッスンあり。今なら秋の入会キャンペーン中!」の見出しに目が釘付けになり、即体験レッスンの申し込みをしました。

    希望の日にちですんなり予約が取れ、9月のまだ少し汗ばむ陽気の土曜日、銀座に出かけて体験レッスンを受講しました。

    音大を卒業されて、幼き頃から豪邸でハープに親しんでいらしたお育ちの良いお嬢様の雰囲気を醸し出す若くてきれいな先生を紹介して頂き、ハープとはどのような楽器か、という説明から始まり、実際に弦をはじいて簡単なメロディーを奏でるところまで体験させて頂きました。

    最後に先生が一曲弾いて下さったのですが、その時に私はハープに魅了されたのだと思います。

    先生が弾いて下さったのは私は初めて聴く曲だったのですが、ハープのその美しい音色というか、響きが心の奥底に優しく暖かく響いて、本当に先生が女神に見えてしまうほどでした。

    不覚にも涙を流してしまいました。先生にはさぞかし「この人危ない」と思われた事と思います。

    ここまで心に響く音色だとは思いませんでした。心の緊張がほぐれる響きでした。

    体験レッスン終了後、すぐにその先生のクラスを申し込み、レッスンを開始しました。

    ハープを引くことは、思っていた以上に難しいものでした。

    まずは綺麗な音を出すのがとても大変で、その人の指の形や手の骨格によって弾き方、手のフォームが変わってくるそうで、いつも先生にフォームを決めて頂きながら綺麗な音を出す基礎練習を重ねつつ、少しずつメロディーになった曲を弾いています。

    ペダルを使うようになると今なんか比較にならないほど大変らしいのですが、まだまだそこまで行き着きません。

    「こんなに難しいとは!」と思いつつ、全く苦にならないのです。ハープの音色を聴いているだけで、とにかく嬉しいのです。楽しいのです。

    教室には練習用の部屋がいくつもあり、レッスンの前後などに部屋を借りて自主練習をします。週に一度程度では徐々に物足りなくなり、家でもハープの音色を聴きたいと思うようになりました。

    そんな風に楽しくハープに慣れ親しんできたころ、突発性難聴が再発してしまいました。

    この一年半、仕事で精神的に大きな負担を感じていたので、自分としては「ついにきちゃったか」という感覚。9年前の初めての入院から、3回目の再発です。

    今回は、聴力がかなり落ちていました。左の低音については、一般的に補聴器が必要と言われるレベルにまで落ちていたのです。自分でもそこまで落ちてしまったとは思っていなかったので、ショックを受けました。

    今までは軽く考えていたのですが、今回初めて「聴こえなくなったらどうしよう」と心配に、不安になりました。

    すぐにステロイド治療を開始し、会社も10日ほど休みましたが、回復の程はいまいち。薬の服用を少し長めにして、治療を続けることになりました。

    大きな音やうるさい場所は耳に負担をかけるので避け、出来るだけ疲れやストレスを溜めないように注意しながら過ごしていました。ハープはどうしようか考えましたが、なぜかハープの音色を聴きたい気持ちが大きかったため、レッスンには行きました。

    それほど大きな音ではなく、幸い右側にハープを置くので左耳の負担になることもありませんでした。

    不思議な事に、会社が終わると耳鳴りが大きくなっているのに、ハープのレッスンに行くと、耳鳴りが小さくなって、聴こえも良くなっているのです。

    その頃の私は「これから先どうしよう。聴こえなくなったらどうしよう。」という不安に取りつかれて、精神的にもナーバスになっていたと思います。気持ちを落ちつけたいのに、会社でもごたごたがあってより一層ナーバスになる、という悪循環でした。

    そんな不安定な状態の中、自分の心と耳がハープの音色を欲しているのを感じました。理由とか理屈ではなく、食欲と同じ感覚の様に感じました。

    「とにかくハープの音聴きたい。ハープに触りたい」と。

    後になって、難聴治療の事を調べる一環で音楽療法についての本を読んだ時に、ハープの種類である弦を指ではじく楽器は音楽療法でも多々使われるそうで、やはりその楽器の出す周波数や響きが、人間の自律神経などに影響を及ぼすという事実があるそうなのです。

    私は、運よく精神的に不安定になる直前にハープに巡り合い、ハープによって安定を取り戻したと思っています。耳についても血流が原因なので、自律神経の働きが活発になれば理論的にあ治るはずです。

    音楽療法の本には、実際に楽器の響きに肌で触れることも治療効果を高めると書いてありました。ハープは、ひとつの弦をはじくと他の弦も振動し、響きを体感できます。

    それは、安心の元だったのかもしれません。

    そんな風にして、私はハープにはまって来ています。というよりも、自分の精神と体がハープを栄養として必要としている、という表現の方がしっくりくると思います。

    今はまだ指使いの基礎練習で、曲と言ってもピアノで子供が弾くようなレベルですが、もっともっと上達したいです。

    9年前に突発性難聴になったとき、アロマの先生から「聴きたくないことがたくさんあったんだね」と言われました。

    突発性難聴の原因は医学的には血流だとかウィルスだとか噛み合わせの問題だとかストレスだとか色々と言われていますが、聴きたくないことがあったから耳に出た、という考え方も一理あると思います。

    この一年半、「聞く」ことがとても辛かったので、拒否反応が出たのだとも思います。

    だから、自分でも嫌な音を発したくないと思います。これからは。

    言葉も、口調も、音も。自分で聞きたくない音は発しないように気を付けます。
    人を苦しめる結果になるから。それは最終的に自分も苦しめる事になります。

    都会は汚い雑音、騒音であふれています。
    これからは綺麗な音や言葉だけを聴きたいです。

    そのためには、自分から発信しないと。
    | Daily | 22:42 | comments(0) | - | pookmark |
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