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観世宗家展@松屋銀座
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    長かった休暇もあと二日で終わり…。今日は今年最初のハープレッスンの後に「観世宗家展」@松屋銀座を見てきました。

    能は祖父が先生をしていたため、小さい頃から母に連れられ、色々な能舞台を見に行った記憶があります。

    覚えているのは父が見ながら居眠りしていた事と、道成寺。釣鐘の中に人が消えてしまい、中から恐ろしい大蛇が出てくる怖い場面の記憶が鮮明にあります。

    後は、祖父と祖母のお稽古を見ていた記憶。謡と鼓を聴くと祖母の姿を、能独特の足の運びと扇の使い方を見ると祖父の姿を思い出します。

    おじいちゃんおばあちゃん、かっこよかったなあ。

    大人になってからは「ちゃんと勉強してから良い演目を見に行きたい」と思いつつ、なかなか機会が無くて行っていませんでした。

    この展示会は本当にハープ教室の真ん前なのでついでに寄った程度なのですが、思いがけず「見てよかった」展示会でした。

    展示では装束、扇等の色鮮やかで美しい品の展示に加え、能面、風姿花伝の現物や映像など、見ごたえのある内容が展示されています。

    風姿花伝は、渡辺淳一の「秘すれば花」を読んだことはありますが、ちゃんとした風姿花伝は読んでいません。この機会にちゃんと読んでみたいと思います。

    世阿弥の「秘すれば花なり。秘せずは花なるべからず。」は好きな言葉です。あけっぷろげな自分を反省し、「秘すれば花」の言葉を心にとめて生活しているつもりですが、なかなか身に着けるのは難しいのですが…。ですが、こと恋愛に関しては特に、年と共に「秘すれば花」が大切になってくると感じています。

    物事を突き詰めると「秘する」という選択肢が最適になり、それが結果として「花」となる。という事でしょうか。

    展示会の中で観世清和氏は「能は鎮魂の芸術、レクイエムと言われています」と話されていました。世阿弥の優しい心根から、静かなる鎮魂の舞が出来上がっていると。

    これについては演目を見て勉強すればその意味も理解できるのだろうと思いますが、能からは、静から生まれる迫力を感じます。

    能面を見ても、感情を感じられない無表情な能面から、微妙な角度によって怒り、悲しみ、喜び等の表情を感じ取ることが出来るという、静の方が動よりも強く深いものを秘めているのだという事を感じます。これは多くの能面の展示を見ると、もっと何か、うまく言えませんが奥深くに感じるものがあります。

    ちなみに私は昔から、周囲の大人から「能面のようなお顔」と言われて育ってきました。大人は悪口のつもりはないのでしょうけど、目のくりっとしたお人形さんの様な顔に憧れる子供としては、幼心にどれだけ傷がついたことか…。

    今となっては「浮世絵」と言われようが「能面」と言われようが良いのですが、そんな私なので、能面は他人とは思えません。表情も能面に近いと思いますし…。

    話がそれましたが、まだ不勉強なので語りは出来ませんが、能は静かな美です。まさに鎮魂の芸術。

    観世流の本の中に「能に付き合うには、京都の龍安寺の石だけの庭と対話するつもりが必要」と書いてあります。

    また「秘するところかなにごともあらわにして羞じぬ現代、待つ時間のないインスタントの時代。刺激のみ追い求めて人間の魅力はどう変容するのでしょうか。」との疑問も。

    表現を惜しみ、隠すことでより美しいものを伝えるのが能だそうです。

    「静」や「秘める」等、現代人が忘れつつある、日本人としての美しさが詰まっている芸術なのではないでしょうか。その動きも音も理論も。と感じます。

    もっと勉強してから詳しく書きます!

    まずは詳しい母と何か見に行きたいと思います。
    | Art | 22:49 | comments(0) | - | pookmark |
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