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「続・悩む力」より:自意識を超える
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    ハープの弦は何とか、たぶん無事に張り終えました。
    形的にはちゃんと張れているし、調弦もして音も整いました。
    ちょっと心配なのは結び目が緩くなかったか。緩かったりしたら弾いているうちに外れてしまったりするかも。これは弾いてみないと何とも。

    とりあえず、ハープを習う身としては避けては通れない弦の張り替えを経験し、一仕事終えてすっきりです。いつか「特技はハープの弦の張り替えです」と言えるくらいになりたいです。

    実は、今日は魔の水曜日でした。毎週水曜日は辛い日で、精神的にきついのです。仕事で。
    今日ももう限界かも、ノイローゼになるかも、と思う水曜となり、疲れ切って働かない頭でぼ〜っとしながらハープの弦を買いに行きました。

    そこで、ふと、最近熟読した姜尚中の「続・悩む力」のひとつの内容が思い出されました。

    「人間のすべての不幸は自意識に起因している」という内容です。

    「悩む力」と同様、この本でも姜尚中は夏目漱石とウェーバーの著書や言葉から、人間とは何か、考えるとは何か、悩むとは何か、生きるとは何か、を追及しているのですが、夏目漱石は自意識をとことん追求した作家だそうです。

    姜尚中は、自意識は人間が文明のなかで獲得した叡智ではあるものの、同時に人間に大きな不幸をもたらすものだ、と言っています。これによって、人は生きづらい生を生きなければならなくなった、と。

    全くその通りだなあ、と感じます。

    自意識、自我は、他人と比較の根拠となるものであり、自分の個性でもあり、自意識、自我があるからこそ自発的な行動も考えも出来るものでなのですが、自意識、自我によって自分自身が苦しむことにもなります。

    魔の水曜日、私は辛いけれども、辛くない人もいる。私は聞いていていたたまれない事にも、何も感じない人もいる。むしろ喜ぶ人もいる。この違いは何だろう、と思うと、すべて自意識につながります。発する方も、感じる方も。誰も悪くなく正解も不正解も無いのに、不快な思い、辛い思いを皆がそれぞれするのは、自意識の違いによるものだと。

    姜尚中が夏目漱石の言葉としてこの本に書いている

    「己を忘るるより鷹揚なることなし無我の境より歓喜なし」

    という言葉を、実践してみようと電車の中で思い立ち、自意識を無くしてみました。すると、数秒前までもう辛くて辛くてたまらなかった事が、他人事のようになんてことない事に思えます。

    他の言葉では、よくこういう時に、視点を変える、なんて言いますが、少し違う。

    自意識や自我を無くす、というと、ネガティブなイメージに聞こえますが、「自意識を乗り越えればいいんだ」と思いました。

    自分の、いい意味での自意識は大切にし、自分にマイナスになる自意識は、乗り越えて一段上に行く。そうすると、囚われているものから解放されるとわかりました。

    これもひとつの人生勉強。

    常々、こだわらなければならない事、主張してまでも守らねばならない大事なものは、とても少ない、と思います。世の中みんな、自意識を大事にしすぎです。

    他人の自意識を大事にして、自分の自意識を控えるくらいでちょうどいいはず。

    夏目漱石の言う言葉は、仏教でいう悟りや解脱に近い事なのかもしれませんが、そこまでの大それたことは無理でも、プチ解脱とでも言いましょうか。一瞬、習得した気がしました。ほんの一瞬ですが。

    姜尚中は、この本の中で「人生とは、ほかならぬその人生から発せられる問いに一つ一つ応答していくことであり、幸福は、その結果に過ぎない」と言っています。

    この考え方は自分にとてもすんなりと入ってきます。

    だから、姜尚中の言葉には救われまくっているのです。
    「悩む力」はバイブルになったのですが、「続・悩む力」はそれ以上。

    もっとたくさん「ああ、そういうことか」と思ったこともありましたし、深く共感したこともありました。

    この本の感想は一回のブログにまとめることは出来ないので、ちょこちょこトピックス毎にまとめたいと思います。

    姜尚中、ほんとに大好きです。
    | Book | 22:44 | comments(0) | - | pookmark |
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